このレビューはネタバレを含みます
※ネタバレ注意
ジャンル:困難に直面した平凡な奴
ログライン:元CIAの頭脳明晰な男が、家族の危機をきっかけにCIAに戻り、アイルランドの過激派とドンパチする
主人公:ジャック・ライアン
▼オープニングイメージ
家族と一家団欒の時を過ごすジャック。
▼テーマの提示
家族
▼セットアップ
英国海軍大学でスピーチを行うジャック。アイルランドの演奏隊。
兄弟で何かをしようとしている奴ら。
サリーのキャラ紹介。衛兵にダンスを見せる屈託のなさ。
▼きっかけ
開始8分にして爆破。続編だからこそ。銃で先程の弟を撃ち殺すジャック。
▼サブプロット
イギリス王室のホームズ卿を狙った犯行であることを示す。アイルランドの過激派IRAの影をちらつかせる。
ジャックの役職紹介。
妻が医者(眼科医)であることの紹介。
ショーンの尋問。
▼敵側のセットアップ
バーでの敵側のキャラ紹介。男二人と女一人。
家でくつろぐケビン。かなり苛立っている様子で、仲間を撃ち殺す。
女は男を撃ち殺す。
ショーンの弟をジャックが殺したことを示す。
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叙勲されることになったジャック。妻と同時に足を組むなど関係の良さが窺える。
家族の団欒シーン。妊娠が発覚したことがわかる。名前を決めてもいいかとサリー。
▼お楽しみ
ショーンの脱走劇。女が古書店の仲間に手配させる。
▼悩みの時
CIAに戻ることを持ちかけられるジャック。
▼迫りくる悪い奴ら
船で何処かへ向かう敵勢力。
ジャックの娘をマークしている敵勢力。
後ろからジャックを尾行している青年。戦闘シーン。これはお楽しみでもある。
▼ミッドポイント(絶不調パターン)
家族を狙う敵とのカーチェイス。敵の攻撃によって車を爆破され妻と娘は大怪我を負う。
▼闇の中で
妻と会話をする。サリーの意識はまだ戻らず、扉越しにサリーを見つめ涙するジャック。
▼迫りくる悪い奴ら(絶不調パターンなので主人公側が盛り返していく)
CIAに戻るジャック。
ジャックの腕の見せどころである分析シーン。徐々に敵勢力を突き止めていく。
赤髪の女に見覚えのあるジャック。
北アフリカに到着する敵勢力。主人公側が団結を深める一方で、私怨で動くショーンによって敵勢力は揉めていく。
敵勢力からの電話。妻との会話でジャックは決意を固めていく。
アイルランドの首相に喧嘩を売るジャック。
執念の捜査で敵勢力を割り出していくジャック。
娘が目覚める。生、希望を感じさせる。
古書店の男にカメラがバレて必死に追う警察。結局逃げられる。
古書店の男の禿頭によって操作が進展する。
古書店の男を撃ち殺す敵勢力。
▼すべてを失って(絶不調パターン)
北アフリカの敵のアジトを爆破する。モニターでの無機質な映像。ジャックは仮初の勝利を収める。
▼心の暗闇(絶不調パターン)
ジャックの家で家族と一緒に叙勲式。絶不調パターンなので敵勢力が行動を開始する。警備員は全員殺されてしまう。ここで古書店の男と電話していた男の伏線が回収される。
▼第二ターニングポイント
敵がジャックの家を襲撃する。
▼フィナーレ
今作一番の見せ場のシーンが始まる。
妻が敵を倒すシーンはなかなか緊張感がある。
ボートに乗ってのショーンとの最終決戦。
最後は西部劇さながらのやり合い。
▼エンディングイメージ
穏やかな日常に戻り家族との団欒シーン。新たに生まれてくる子供の名前をつける。
▼雑記
イギリスとアイルランドの対立関係を背景にしているが、内容自体は味方側も敵側も家族を傷つけられたことに対する復讐。