"生まれつきだこの状態に
病院は高すぎるし
死ぬ方がよっぽど安上がりだ
弁護士は高すぎるし
有罪を認める方がよっぽど安上がりだ
刑務所は満員で
精神病院は閉鎖されるこの国
大衆が無能な金持ちを
英雄的に祭り上げるこの国
生まれつきだこの有様を生きて
このために死に
去勢され
誘惑され
勘当される
このために
手は無関心な神へと伸びる
手は酒瓶や錠剤や粉末状の物へと伸びる"
dinosauria,we.
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めちゃめちゃカッコよかった
ビート詩人ブコウスキー
ギンズバーグの朗読もそうだけど
この淡々としていて
圧倒的な迫力はなんなんだろう。
dinosauria,weの朗読
ブコウスキーの声のトーンと
内容にゾッとした。
何が創作を後押しするのかという質問に
"恐怖"と答えていたり、
"孤独"というワードが頻繁に出てくるし
繊細な人なんだろうな。
「ブコウスキーは声を持たない人の陰を描いていた」とトムウェイツが言ってたけどこの人がいうと説得力あるなと思った。
表通りより汚い路地裏、高級店より場末のバー、というような場所や人間にスポットを当てて作品を作るスタイルはどこか似てるなと思う。
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"魂の抜け落ちた詩やアートは形式に戻る"
"詩は金にならない、でも必要なのは形式だった、情熱的で心地のいいワガママな形式、叫びたかった"
ブコウスキーの言う形式の意味がこの２つではかなり違ったものとして捉えた。
