はる

フローズンのはるのレビュー・感想・評価

フローズン(2010年製作の映画)
4.0
冷静に頭を使えば…
他にも脱出方法はあったんではないだろうか。
と思ってしまったのは 私だけじゃないだろう…
普通に考えると、スキーリフトのあの高さから飛び降りると ただでは済まない。
足から着地すれば 体重が支えられず折れる。
腰、または背中から着地すれば これも同様。
頭から突っ込むと これまた同様。
そう、どう頑張っても 人間の体は そんな鋼鉄のようにはできていないので
危険そのものの行為なのだ。

ワイヤーを伝い はしごから降りるという手段は なかなかいいと思う。
けど、1つだけ。スキーのストックが1本あったのを覚えているでしょうか。
(女がワイヤーを伝って行った男性に投げて下に落下したが)
あれを使ってワイヤーを伝っていけば
手をケガせず、血も出ず、狼も寄ってこなかったんじゃないだろうか。
たぶん、ほとんどの人が考えている一番簡単な手段としては
それぞれの洋服を繋げて降りれば…
なんて考えるのが一般的なのだが…
なぜか、飛び降りる という方向へと発想がいってしまったのは 少し残念・・・
どうしてもストーリー上 落下させたいのであれば 洋服を繋げそれがほどけ落下。
そして骨折で血の匂いで狼に襲われる。
という方向に持っていくべきだったんじゃないか。
そうすれば なぜにこの男 飛び降りた!?
という疑問もなかったような気がする。

実話でありそうだけど、じっくり観たら 実話じゃありえねぇな・・・的な事に気づきます。
まぁ、でもあれだね。
男同士の恒例の行事に 彼女はついてっちゃいかんわ。
これは基本。友達は友達なんだから 彼女は首突っ込んじゃいかん。
そりゃ、それぞれがカップルで ダブルデート風ならいいけど、1人は彼女いないわけじゃん。
そりゃ いい気分せんわ。目の前でイチャイチャされてもねぇ・・・
お前ら2人で行けや!って思うじゃん(笑)

何だかんだと イチャモンつけてますが
キライな映画ではないです。
生々しい音とか、骨の飛び出し具合とか、狼がお食事中の場面とか 皮膚がペリペリってなるのとか・・・
ほう、なかなかいい感じでできとるじゃないか。
って思って観てたし。
狼も 可愛い顔して 恐ろしいもんだわねぇ・・・
ふと、小学生のときシベリアンハスキーに 顔噛まれて流血して
その後 愛犬が家から姿を消したのを思い出してしまったわ。
私は 根本的に スポーツ系統がお好みじゃないので
生涯 スキー場などは ご縁がないと思うのですが スキーなどする方は、マナーを守れば(リフト券は正規の値段を払い、時間外には無理を言わない)
こういう目に遭う事は まずないと思うので・・・・
まーでも ほぼ、リフト上のみのシーンだったね・・・(笑)

ちなみに昔DVDで借りて観て
今回u-nextで、おもしろかった記憶あったので観ました。2回目だったので
1.4倍速で観ました。
はる

はる