Uえい

恐怖依存症のUえいのレビュー・感想・評価

恐怖依存症(2006年製作の映画)
2.5
自称ヒッチコックの生まれ変わりの主人公だが、オタク特有の虚栄心と違って、虚栄を自分で信じきってしまっていて、すごく痛々しかった。
ラストでバイト先の嫌な先輩が目隠しされながらxxされるシーンで、xxに見立てた洋服掛けのフックを握った手と、苦悶に満ちた表情が交互に切り替わる所が面白かった。
その後の、同じくバイト先の女の子の死体は、目が印象的で、リングの貞子や呪怨など、Jホラーを連想させた。
全編を纏っている、暗い雰囲気は黒沢清監督の地獄の警備員の様で、日本映画独特の、大好きな陰鬱さだった。
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