Maoryu002

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道のMaoryu002のレビュー・感想・評価

3.2
ジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)はカントリー歌手となり成功するが、妻ヴィヴィアン(ジニファー・グッドウィン)と家庭で上手くいかず、歌手のジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)に想いを寄せてしまう。やがて仕事に忙殺され薬物中毒になったジョニーは家庭を失ってしまう。

音楽の良さに圧倒される。ホアキン・フェニックスもリース・ウィザースプーンも、歌が素晴らしい!
その一方で、なんか釈然としないストーリーではあった。
この結末でいいのか、ジョニーの人生はこれでいいのか、本当にクスリは克服したのか。けっこう身勝手な生き方に見えた。

タイトルの「Walk the Line」は「真っ直ぐ」ということではなく、ジョニーの自分らしい道ということだろう。
それは、父親や死んだ兄に縛られない生き方だし、本当に愛した女性と生きていくということだと思う。

確かにジューンとの本当の愛を手にしたのかもしれないが、こんな生き方でいいのだろうか。どうしても共感できなかった。
最初の妻、ヴィヴィアンが可哀そうでならない。
どこかで見た顔だと思ったら、ヴィヴィアンを演じたのはジニファー・グッドウィン。実はこの映画は公開から10年以上経ってから観たのだが、この映画の後にドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」の白雪姫役でブレイクした女優だ。
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