ウォーク・ザ・ライン/君につづく道の作品情報・感想・評価

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道2005年製作の映画)

WALK THE LINE

製作国:

上映時間:136分

ジャンル:

3.5

「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」に投稿された感想・評価

★ 君の可愛さを伝える為だけに
  僕の人生がある

往年のスター、ジョニー・キャッシュの伝記映画。…なのですが、スミマセン。彼のことをよく知らずに鑑賞しました。

だから、全般的に引いたポジショニング。
彼の楽曲に「懐かしいなあ」となるわけでもなく。意外な事実に「え?そうなの?」となるわけでもなく。物語の起伏が緩やかなために、淡々と「なるほどねえ」と頷くばかり。

正直なところ、思い入れがないと微妙な作品です。夕陽が差し込む部屋で、ラジオから流れる曲を耳にしながら彼女とキスをした…そんな思い出があれば、きっと楽しめるのでしょう(そんな甘い曲ではないと思いますが)。

ただ、思い入れがなくても。
グイグイと伝わってくるのは、ジョニー・キャッシュのダメな素顔。衝動だけで結婚したり、クスリに逃げたり、浮気した挙句に離婚したり。一世風靡したスターの生臭い部分が露わになってるのです。

そんな彼の根底に流れているのは劣等感。
贖罪の意識を持ちながら、一生懸命に手を伸ばしても、ずぶずぶと下半身は沼にハマっていく…そんな姿に共感を抱けるのか?…と試される物語なのです。

彼を演じたのはホアキン・フェニックス。
なんでしょうかね、この説得力は。彼の生い立ちと“かぶる部分”があるからなのでしょうか。圧倒的な目力にクラクラなのです。

また、監督の拘りを感じたのが音質。
自宅鑑賞でもビンビンと低音が震えていましたよ。これは劇場で鑑賞していたら、もっと臨場感があったでしょうね。さすがは『グレイテスト・ショーマン』を手掛けたジェームズ・マンゴールド監督です。

まあ、そんなわけで。
歌に拘るアメリカならではの伝記物語。
“伝説のプロポーズ”など、映画化に相応しいエピソードはありますが、全般的に淡泊な印象は否めません。出来ましたら、鑑賞前に題材の予習をオススメします。

最後に余談として。
ヒロインを演じたリース・ウィザースプーンですが、『カラー・オブ・ハート』の意地悪い表情が頭の片隅にあったので、本作のポジションに違和感満載でした。でも、考えてみれば、それだけ存在感があるということ。濱田マリさんに似ているだけじゃあないのです。
Sally

Sallyの感想・評価

3.0
ジョニーキャッシュを知らなかったけど、いい奥様だったんだな。リースウィザースプーンの演技素敵だった♡
dude

dudeの感想・評価

3.6
最近映画でジョニー・キャッシュの楽曲を聞くことが多いなあということで。それほど悪いとは思わないが長い。『ザ・シンガー』のロングバージョンよりも長く感じた。アメリカ中のロクデナシから手紙が届き黒服を着込む場面、刑務所ライブ、ラストの父親との何気ないやりとりなんかは良いのだが、ラブストーリーとしてはイマイチ魅力に欠ける。
しかしホアキン・フェニックスをして食卓に兄が不在であると言わせるか。しっかり癇癪を起こして物を壊す場面もあって良い。
本作で特筆すべきはリーズ・ウィザースプーンと、ジョニー・キャッシュを演じたホアキン・フェニックスのデュエットでした☆この音楽シーンに関してだけでも目を見張るものがありました。
ホアキン・フェニックスについてはギターを弾き、熱唱する姿がとても鮮度がありました。すべて吹き替えなしで歌ってるのですからお値打ちものです。
ジョニー・キャッシュそのものを私は知らないですが、親父がファンでその息子である自分には耳慣れた音楽ばかりでした。その点で個人的には大変楽しめましたよ☆
実際の人物を描写した伝記映画ですから重味もありました。ホアキン・フェニックス演じたジョニーは既婚者で、リース・ウィザースプーン演じたジューンもバツイチ子持ち。不倫はいけないという意見もあるでしょうが、常人では計り知れないスーパースターの世界だったのでしょう。
婚も前向きに捉えられるように なってきているけ今時ですが当時のとしては先進的だったかも…。人生を謳歌した生きざまはちょっぴり憧れました。
Jキャシュは、ドーンオブザデッドのオープニングのThe man comes round神が舞い降りた って歌を歌っていたので、そこ声とサウンドに惚れて観ました。リーズウィズスプーンの顔好き
YukoMiyata

YukoMiyataの感想・評価

3.5
本人への思い入れがないとストーリー自体はやや重い。ホアキンは迫真の演技だがややミスキャスか。リースの存在感が圧倒的。
まこと

まことの感想・評価

3.7
世界の偉人伝 43人目


多くのミュージシャンに影響を与えたシンガーソングライター、ジョニー・キャッシュの伝記映画


「トラックにはねられ、死ぬ直前に1曲だけ歌う時間がある。聴いた人間が絶対忘れない1曲・・・それを聴けば君という人間がすべて分かる曲を歌え」

オーディション時にプロデューサーから出し抜けにズバッと言われたこのセリフ、ここぞという大一番の時にはきっとこの言葉を念頭に置いてマイクの前に立っていたんだろう


自身がボロボロになっても彼の歌声を聴いてくれる人がいる、彼の歌声を待っている人がいる、そして彼を支えてくれる人がいる、だから彼はまた歌うことができたんでしょうね
Haruki

Harukiの感想・評価

3.8
ジョニー・キャッシュという有名すぎる人物の物語ではあるが、もっと普遍的な人生を描いた作品。

音楽への愛と熱意に加えて、亡き兄との思い出や家族や愛する人を想う人間的な面も切なくも力強く描いている。

ホアキンとリースの歌と演技が見事。
ちろる

ちろるの感想・評価

3.7
ホアキン フェニックスって全然好きな顔じゃないけど、妙に色気がある。
音楽と、ドラッグと、酒と女全てにまみれながら1950年代後半から60年代にかけてカントリー、ロック歌手として名を馳せたというジョニー キャッシュを演じた彼は本当にハマり役だと思う。
幼い頃の大きな心の傷が癒えないまま大人になって、それを癒せる何かを追い求めて、ボロボロになったり、ハイになったり。
少しだけ内容は違うけど、ホアキン フェニックス自身が抱えているものとジョニー キャッシュはとても被るんではないかと思う。

そんな彼の運命の女、ジューンを演じたリース ウィザースプーンも特に好きなビジュアルではないけど、このジューンは悔しいほどにハマり役だし魅力的でついに好きになってしまったので、この作品でアカデミー賞取ったのも納得。

ストーリー自体はジョニー キャッシュの波乱万丈な半生を順を追って丁寧に描いた作品というだけではあるけれど、ハマり役である2人の演技に引き込まれて、ビターなラブストーリーを堪能することができた。

因みに2人とも歌がとても上手くて驚いた。沢山のライブシーンは必見です!
tristana

tristanaの感想・評価

4.5
出来の良かった兄を物心つく前に亡くし、何かとそれを引き合いに出す父親に疎まれ蔑まれながら育ったジョニー・キャッシュが刑務所のコンサートで日陰者たちの喝采を浴びる。
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