現在で言うところのブラック企業というか、過酷労働を強いられた工船員の話。
原作を見ていないという事もあり、上手く表現できているかどうかはわからないが、恐らくできていないほうなのだろう。
一旦は集団自殺を考えながらも、やはり生きる道を選択し、仲間の死などをも経ながらも、なんとか楽しく行こうとしている中、ロシアの船に拾われ、変な中国人に生きるという事は何かを教えてもらう。
そのまま、ロシアの船に居たら良かったのになぜ過酷労働の船に戻ってきたのか意味がわからないが、生きるという意味や価値を工員に伝えたかったのだろう。
上手くボイコットまでこぎつけたが、最終的に力にねじ伏せられると言うのは、世の中を上手く生きてくためには、自分だけの考えや想いだけでは、物事は進められないという事を教えてくれる。
展開的にも、時々入る想像シーンや、あんまり傾かなかった船が、首吊り時に異常に動いたりと、冷めるシーンがあり、完走きついなと感じてしまった。