ロック

グリーンマイルのロックのレビュー・感想・評価

グリーンマイル(1999年製作の映画)
3.7
『1000レビュー目前!未視聴名作カウントダウン♦No.3』

死刑と判決を下された囚人が投獄されるE棟。死刑台までの道を人々は古ぼけた緑色の通路"グリーンマイル"と呼ぶ。
その棟に幼き女子二人を殺害したとする黒人大男が投獄されてくる…

この大男にはなんとも不思議な、生き物を癒す能力を持ち合わせていた。

看守とこの大男を取り巻くE棟の物語。
看守、囚人共に個性ある人が多くてとても見応えがありました。

囚人たちが一人一人減っていくのがリアルでなかなか辛かった。
毎回死刑執行のシーンがあるのもまるで看守と同じ気持ちになるよう。

どこにでも七光りっているんだなぁ。
今作のパーシーって人が親が権力持ってるやつだったんだけど本当に嫌いだった。
いくら死刑囚相手とはいえやっていい事と悪い事あるだろう、、、

結末は何とも救われない。
少なくとも大男と関わった人は彼が悪い人だなんて思わないはず。死刑執行のシーンがそれを物語っていて、若い執行官が涙するシーンに思わず感情移入。生き物が癒される奇跡を目の当たりにしたらそうなるよなぁ。

終わり方は実に不思議。
ただ、人々に必ず来る"死"というものに対して考えさせられる映画でした。
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