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戦火の馬の福福吉吉のレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
4.0
◆あらすじ◆
アルバートは農耕馬の代わりに父が購入した馬をジョーイと名付け、愛情を注ぎ続ける。ジョーイはアルバートの期待に応え、利口で素直に育っていく。しかし、イギリスが戦争に入り、ジョーイは父により軍に売られてしまう。ジョーイは戦争の最中で様々な出来事に遭遇していく。

◆感想◆
本作は第一次世界大線の中で生き抜いたサラブレットのストーリーとなっており、馬を中心に関係した人々のドラマを描いた作品となっています。

小作農の家の息子のアルバート(ジェレミー・アーヴァイン)は父が購入したサラブレット「ジョーイ」に惚れ込み、家族のように愛情を注ぐ純粋な人物として描かれており、ジョーイと一緒にいるときのアルバートからとても幸せな雰囲気が伝わってきました。

しかし、第一次世界大戦が勃発し、イギリスが参戦することにより、ジョーイは軍に売られてしまいます。ジョーイはそこからイギリス軍や一般人の娘、ドイツ軍などに関わっていき、過酷な状況の中でも所々でジョーイのことを大切に思ってくれる人に出会ったことにより、運よく生き抜いていきます。この経緯が本作の見どころであり、観ていてとても面白いと思いました。

ラストについては予想どおりながら、とても劇的に描いていて心の温まるものだったと思います。

面白い作品でした。アルバートを始め、馬を大事に思ってくれる人たちに導かれ、生き残ったジョーイの姿は愛情の結晶のように見えました。

鑑賞日:2024年1月9日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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