戦火の馬の作品情報・感想・評価

「戦火の馬」に投稿された感想・評価

映像と馬がただただ美しいの一言に尽きる。錆びないスピルバーグの感性、強く優しいメッセージを感じます。あとさりげなくトムヒが登場。戦争と動物が絡むけど前面に悲惨さはなく、高揚するシーンも終盤にしっかり。
第一次世界大戦時の、1頭の馬をめぐるお話。

どういう経緯で観たのかは忘れたけど、WOWOWで観た。
トムヒが出てるからだっけ??
まぁとにかく軍服姿で馬にまたがるトムヒはまじでかっこよかった。白馬の王子様。

『スーホの白い馬』っていう絵本を小学生のときに読み聞かせしてもらったけど、それとよく似たお話だなーって思った。

主人公の馬が戦争で戦馬としていろんな人の手に渡り、それぞれの人の物語から構成されてる映画で、一つ一つの物語が印象的だった。
KING

KINGの感想・評価

3.3
馬を軸として物語が進んでいくので、登場人物がコロコロ変わっていく中でも見やすかったと思います。
ヒガシ

ヒガシの感想・評価

4.5
めっちゃ泣けました。あんまり動物モノは好きじゃないんですが、戦争の中で生きる人間たちとそれに翻弄される馬を見てるうちに、物語に引き込まれていました。
馬同士の絆が深まっていくのも良いですね……
ラストにかけてどんどん登場人物たちに感情移入していきます。
トムヒとベネが出てくるのも見どころです。
mi

miの感想・評価

4.5
全体的にスピルバーグ!っていう感じの映像(?)戦場の様子など、実際に見たことはないけど鮮明でリアルに感じるっていう。
戦争によってたくさんの人たちが犠牲になるのは当然悲しい。その奥に、動物も過酷な扱いを受け、使い物にならなくなったら簡単に捨てられるという事実があったことも忘れてはならないと思った。
Luke

Lukeの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

馬のジョーイの視点で物語が進むため、戦争映画では珍しく、全ての登場人物がかなりフラットな目線で描かれていると感じました。
というのも、ジョーイが人から人へと渡る過程で様々な国や立場の兵士や市民に出会うのですが、誰が悪だとか決めつけるような描写がほぼないんです。

どこでも優しい人・卑劣な人・勇敢な人・臆病な人はいるし、優しく勇敢だからといって戦場で英雄になったり生き残ったりできるとは限らない。
自ら戦争に行く人もいれば巻き込まれた人もいる。

だからこそ、そんな普通の人たちが戦争で感じる恐怖や緊迫感、非日常な戦場で交わされる優しさが際立ちます。
有刺鉄線のシーンが印象的で、ペンチのやりとりににほっこりしつつ、両国の兵士が別れ際に互いを気遣うのが切なかった…


また、主人公の故郷ダートムアの荒野をはじめとする美しい風景から葦の原・薄暗い森を経て灰色の戦場へ、場面とともに画面のトーンも変わっていきます。
こんな風に日常と戦場がグラデーションで地続きに存在していたのかなと思ったり。

荒野も田園風景もラストの夕焼けも本当に美しいです。ドラマチックな映画。
馬の名演技が光っております。目が語ってるんだよね~。
人間の裏で、動物も傷ついてるんだな。当たり前の事なんだけど。人間の事情で戦争に巻き込まれ、蔑ろにされ、それでも人を諦めないジョーイが凛々しくて素敵でした。
hrt2308

hrt2308の感想・評価

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劇場公開時に観逃していた作品。

1頭の馬を通して描く人間ドラマ。
第一次大戦直前のイギリスの田舎町で生まれたサラブレッドが何故か貧しい農家に買われ、その一人息子のアルバートにジョーイと名付けられる。しかし地主に上納金を払えぬ父は軍隊へジョーイを売ってしまう、、、。

イギリスの田舎の風景が美しい。馬の演技はどこまでが本当かわからないが、それぞれの場所で関わりを持つ人間たちや同僚馬トップソーンとの交流が胸を打つ。ジョーイは戦場で悲惨な状況を目にし自らもひどい目にあう。

戦場の中間地点で鉄条網にからまったジョーイを助けるため、英独両軍がつかの間の休戦状態となる。両軍兵士のカッターで解放されたジョーイはコイン・トスの結果英軍の兵士が連れて帰る。生死をかけて戦う戦場の最中の一瞬の平和な時間。コイン・トスの勝ち負けに命のやり取りない。戦争というものの不思議さが際立つシーンだ。

ジョーイに絡む人物たちは、馬に愛情あふれる人たちだ。英国の農場の飼い主、英軍の将校、独軍の飼育係たち、フランスの農家の祖父と孫娘、、、。彼らの運命も様々だ。でもジョーイとの交流は信頼感にあふれたものだった。

物語の数奇さ、撮影の美しさ、、、これもスピルバーグの代表作のひとつ。
背後の森に配置した機関銃で英国軍騎馬隊の奇襲を蹴散らしたドイツの将校が、「われわれがなんの防御措置もとらずにあんな平野に野営するとでも思ったか!!」と、まじで誇りを傷つけられたかのように悔しげに(イギリス軍将校のベネディクト・カンパーバッチに向かって)叫ぶシーンが印象的。
ドイツ軍の大砲めちゃくちゃ重そうだ。
青年と馬の、数奇な運命と愛情で結ばれたヒューマンドラマ。
スピルバーグ監督の真骨頂と言える作風で、戦争を土台にしているが、『愛と友情』を描いている。
とにかく惚れ惚れする程綺麗なお馬さんでした。
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