甲子園の魔王

座頭市の甲子園の魔王のネタバレレビュー・内容・結末

座頭市(1989年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

か、かっきぃいい〜!!

初座頭市アンド初勝新太郎。世代的には名前は知ってるけど生まれる前の作品であり、個人的な意見(偏見)として何かそういう世代の人間がこういう”不朽の名作”と呼ばれる作品を賞賛すんのってYouTubeのコメント欄で昭和歌謡曲を指して「10代でこれ聴いてるやつ自分以外におる?笑」とか書き込んでるやつと同属だろと色眼鏡で見てしまうのでうさんくせえ〜と思ってしまうのだが、端的に言って勝新太郎がめちゃめちゃ良かった。格好良くて可愛さすらある。最強。(めっちゃ頭悪い感想だな…)

ストーリーはあってないようなものでほぼ勝新太郎演じる市のキャラクターとアクションだけで成り立っている。
「ワンピースに出て来る藤虎は勝新の座頭市がモデル」という話をきいていたのでそのイメージを抱いていたのだが実際観てみるといじめられて飯をこぼされ地べたに這いつくばってすするシーンから始まり情け無さ全開。しかしその無駄に強ぶっていない風体に味がある。
アクションも魅せ方にバリエーションがあり、程良くグロい。立ちションしようとしたところを簀に巻き込んで刺すシーンが好き。

ラストも良い!
「抜いたのは、そっちが先だぜ…」
甲子園の魔王

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