座頭市の作品情報・感想・評価

「座頭市」に投稿された感想・評価

いとそ

いとその感想・評価

3.4
最後にやりたいことをやりきったという感じか。敵方の人物造形の雑さ、勝新に限らず全体的な台詞の不明瞭さがちょいキツい。殺陣のキレは流石だし、スプラッタ描写は見もの。勝新の狂気と熱意はこれでもかと伝わってくるだけに、緒形拳との対決ももっと大袈裟にやってほしかった
1127sn

1127snの感想・評価

4.4
座頭市の集大成、悪い役人、悪いヤクザ、悪い商人、苦しむ庶民、悲しい侍、解放する市さん、大殺陣。わかってはいるけど、おもしろい。

酒場での、緒方拳とのやりとりに、痺れました。
勝新の演じた最後の座頭市にして勝新最後の監督作ってこともあってまさに勝新の集大成って感じの趣

刑事Kを見たときも感じたけど、勝新の監督作は役者の演技に自然味と動きの面白味があって、それでいて映像的にも長回しと決めのカットの按配が絶妙で、この日本のカサヴェテス的な趣向の巧みな作品がもっと遺ってくれていたらと思うと少し惜しい気持ちにもなる

しかし勝新の息子は緒形拳や蟹江敬三と並んでも全然遜色のない佇まいで、事故が無かったら引き続き映画とかでも活躍できて今頃規格外の大物の貫禄をつけていたかもしれないと思うとこれまた惜しく思ってしまう
水曜日

水曜日の感想・評価

3.0
勝新太郎が、80年代の新解釈の座頭市を見せるために有名俳優を集め、贅を尽くして撮影された映画。撮影中に不幸な事故が起きたことでも有名。

当時の主要な俳優は全部出てる感じだし、座頭市の動きはキレキレで目にも留まらぬ速さの剣さばき。「マイケル・ジャクソンのような殺陣を狙った」のもよく分かる。

また盲ならではの動きも、北野武版よりも緻密にできてるのは流石。

座頭市は忘れられた頃に再び作られるだろう、次は誰が演じるのか?
シリーズ26作目。25作から16年、間にテレビ版4シリーズを挟んで復活した、勝新太郎主演版「座頭市」最終作。監督:勝新太郎。

「折れた杖」ほどでは無いが、こういう画が撮りたい、こういう動きにしたい、こういうシチュエーションにしたい、という瞬間瞬間の感性(おそらく勝自身の)に支配されながら、ギリギリのところでストーリーとしても成立させている、という印象。また、過去の映画版で使われたネタがちょこちょこ出てくるし、テレビシリーズは未見(放送当時、数本見た記憶はある)だがそのネタも使われているらしいので、そうした過去の名場面を繋いで繋いで、ギリギリ1本のストーリーに仕立てた、という印象でもある。勝新太郎による三味線の即興演奏も劇伴に使われているそうで、そういった意味では、感覚第一主義とストーリー性を融合させた職人芸的作品。

ただ、やはりこれまでのシリーズを見慣れた目には、勝新太郎の巨人ぶりがひっかかる。

日頃は頭と腰を低くして時々ズッコケながら生きている盲目の優しい按摩さん、という座頭市像は、齢57歳の大俳優ではもはや再現不可能だということなのか、とにかく、仕込み杖を抜いていないときの市に凄みがありすぎる。露天風呂での樋口可南子とのセックスも、サービス満点のシーンなので大歓迎ではあるのだが、旧来の市と比べると余りに堂々としすぎている。

ただ、テレビシリーズを全部順番に見れば印象は違うのかもしれない。映画版25本→テレビ版100本→映画版1本を、一続きの物語としてとらえれば、本作において市が孤高の大物へと変化しているのも宜なる哉である。
あやと

あやとの感想・評価

5.0
何本か勝親太朗さんの座頭市は見せていただきましたがその中でも圧倒的に勝親太朗さんがかっこよかったです!

テレビ越しからでも伝わってくる
覇気今の役者さんではなかなか出せない圧倒的な存在感でした
勝新座頭市の集大成
前作から16年経ち、勝新も年を取ってるけど渋すぎてカッコよすぎる、1人で全部かっさらってる
びっくりしたのは樋口可南子の美しさ、からの露天風呂での市とのセックスシーン、シリーズで一番エロい
バイオレンス描写が素晴らしく、血はもちろん首、鼻すら吹き飛ぶ
勝新監督作品をもっと観てみたかった
座頭市一挙観終了!
Ryo

Ryoの感想・評価

3.4
カッコいい
2大勢力を倒し村を救う
緒形拳と切り合い勝つ
「人柄が映画に。」

夏に新しい挑戦。なかなか見なかった時代劇へ興味を向けてみました。と言ってもこれはまだまだエンターテイメント作品。伝説の勝新をみたかったというのが正直なところ。

この映画、すごいほど勝新太郎の人柄が出てます。
え、ってストーリーラインながらも、ブツブツストーリー切れながらも撮りたかったんだな。このシーンって熱量で映像が進むためにじっと見てられる。そんな作品でした。

アメリカの西部劇、日本の時代劇といったように非常にハードボイルドな一面が時代劇には感じられて予想以上に楽しめてしまった。

まだ見てる量が少ないために自分なりに考えをまとめるのは難しいところだけれども、感覚的に楽しめました。笑

それでは。
圧倒された
俺の拙い語彙力では到底表現出来ないけど、まずはみんながビックリするほど若い!
周りをカチカチに固めて、勝新が全て持ってったような映画。
いろいろアレだったりソレだったりもあるんだけど、それらも全部引っくるめてとかくとかくよ、「勝新太郎」という、紛れも雑じり気もない芸術作品を観させてもらった。とても面白かった。
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