sirayuki

MEMORIESのsirayukiのレビュー・感想・評価

MEMORIES(1995年製作の映画)
4.2
なんて言ったらいいかわからないくらい映像で訴えてくる
「彼女の想いで」が本当に言葉で表せないくらいのものだった。あれだけで90分はあったのではないかと思わせるような詰め込み方。
SFは緊迫感があるものだと思っていた、が優雅で心地よく思わせるいい意味で気味の悪いサウンド。
あの物語を作れる人は考えられる人は今監督だけだっただろうし、あんなにも記憶に残る映像、物語を作れるのにもかかわらず早々に死んでしまったことを悲しく思う。
最臭兵器もオチがしっかりしていてスムーズに進み最初の作品との対比で中継ぎとしてとても良かった。
最後の大砲の街は男の子の1日を描く淡々とした構成にもかかわらず謎を残し、含みを持たせる事でシンプルにもかかわらず面白く感じた。
大砲の映像は非常に立体的でどれだけ観察をして練習をすればあんなにも赤くてカッコ良い大砲の描き方ができるのだろうか。
ズームイン、ズームアウトの描き方が上手で思わず惚れ惚れした。
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