デロング

プレイス・イン・ザ・ハートのデロングのレビュー・感想・評価

3.8
1930年代のテキサス。保安官の夫と2人の小さな子供を育てる主婦のエドナ(サリー・フィールド)。ある日、酔っぱらった黒人が間違って発砲した銃によって夫が死亡してしまう。

未亡人となってしまったエドナは、これまで、家事と育児以外やったことがなく、夫が遺した銀行への借金もあり、この先、子供たちと生活していけるのか不安もある中で力強いお母さんに変身していく物語です。

大恐慌真っ只中のアメリカ南部、黒人差別問題、KKK(白人至上主義団体)の存在など、この時の時代背景も描かれていて、そんな大変な時代の中で、ある時、物乞いに来た黒人モーゼスに綿花を育てたらいいお金になることを教えてもらいモーゼスと共に始める事に。

ひたむきに頑張るエドナの姿を見ていたモーゼスや盲目の下宿人ウィル、そして子供たち、いわゆる社会的弱者と言われる者たちが、家族の様に団結し、困難に立ち向かっていく姿がスゴく良かったし愛を感じました。

映画としては淡々としてるせいか、さりげなく感動させられます。(^^)

この作品でサリー・フィールドがアカデミー賞主演女優賞を獲ってますが、その他、ダニー・グローバー、ジョン・マルコヴィッチ、エド・ハリスなど今となっては超有名俳優たちの演技も見どころの一つだと思います。(^^)
デロング

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