プレイス・イン・ザ・ハートの作品情報・感想・評価・動画配信

「プレイス・イン・ザ・ハート」に投稿された感想・評価

緑雨

緑雨の感想・評価

3.5
「へ」の字に結んだサリー・フィールドの口元に、開き直って覚悟を決めた女の強さたくましさと拭い切れない戸惑いが凝縮されている。
時代背景に加えて差別意識。
そしてラストで強烈に問題提起を促しているドラマ。

サリー・フィールドの苦難に耐えても生きる女性。
KKKまでも登場させて差別を浮き彫りにするところにはびびる。
そして差別される黒人としてダニー・グローバーの役も印象に残る。

さらにはマルコビッチやエド・ハリスと、曲者が脇を固めていて見応えある。

最後の教会でのやり取りをどのように解釈するか。
問題提起を掲げていながら、物語としてもちゃんと成立してるのだからお見事。
1935年の恐慌時代のテキサスが舞台。夫に先立たれた女性が家を売却させぬ為に、流れ者の黒人を雇い綿花を栽培し、盲目の男に部屋を貸す。強く逞しく生きる姿。他人との融和と絆。残念な黒人差別…。
しみじみと味わい深い作品でした。
Nao

Naoの感想・評価

3.6
1935年の大恐慌時代のテキサス。
酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された保安官の妻のエドナは2人の子供を抱えて途方に暮れてしまう。
そんなある日、物乞いに現れた黒人の男に家の前の畑で綿花を育てれば金になる事を教えられ、彼を雇って畑仕事を開始する。

突然の別れは辛いけど、皆が支えてくれた。
愛があれば、絆も生まれる。
成功だって失敗だってやってみないと分からない。
生きるのが精一杯な時代だからこそ余裕何か無いからまずは目先のやれそうなことを徹底的にやり遂げた。
人の言葉に惑わされず、自分を信じて貫いたこと。
決して諦めないで強く生きるエドナの姿に勇気を貰えた。
因みにジャンルはアクションではなくドラマです。
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0
ロバート・ベントン監督作。

【ストーリー】
夫を黒人に殺されたエドナ(サリー・フィールド)は2人の子どもと暮らしている。夫が遺した借金返済のあてがないエドナは、物乞いの黒人男性モーゼス(ダニー・グローヴァー)を雇い、綿花栽培を始める・・・。

苦境に直面しても己の力で乗り越えようと奮闘する一人の女性の姿を描いた人間ドラマ。

魅力的なのは、エドナとモーゼスの信頼関係だ。
夫を黒人に殺された過去があるにも関わらず、エドナはモーゼスを信頼している。綿花の種の売買交渉に関するモーゼスの助言をエドナはすんなり受け入れるし、モーゼスの綿花の摘み手としての才能を高く評価している。
エドナの目は一人の黒人を黒人全体として見ていない。個々の黒人それぞれの人間性を単一の判断基準として認識しているからこそ、人種差別とは無縁であったし、モーゼスを一人の人間同士、認め合うことができたのだと思う。

ラストシーンは幻想的で、この映画を撮った監督の強い願いとメッセージが込められているようだった。
いきなり酔っ払いに銃殺されるわ、その酔っ払いを引き摺り回して縛首にするわ(ここのカットの挿入が異様)導入の語り口が凄い
ラストの幻想シーンは絶望的でもある
Baad

Baadの感想・評価

4.5
BS2のアカデミー賞受賞作特集で2度目の鑑賞。と言っても前回は後半2/3程の鑑賞ですから、事実上はじめてと言ってもいいのかもしれません。しかし、前回の鑑賞時の前向きな印象を引きずっていた為に衝撃を受けました。

この監督はどこまで人間の見方が温かく、そして的確なのでしょう。

改めて最初から見ると、1930年代以降につくられた様々の映画のシーンが思い出され感無量のものがありました。思い出した映画はたいてい”社会派”と名のつくものでしたが、この映画はあくまで人間ドラマとして撮ってあります。しかし、この映画の伝えているメッセージはその全てよりもずっと地に足がついていて身も蓋もなく現実そのものなのでした。

アメリカにとっては経済の復興期の端緒にあたっていたであろうこの時期にこんな厳しい映画を撮ってしまった監督の意図はどこにあったのでしょうか?
時代は変わっても人の心に潜む弱さやたくましさはそう変わることはないのかもしれません。

『クレイマー、クレイマー』や『白いカラス』には躊躇いなく満点を献上しましたが、この映画を手放しで賞賛するには多少のためらいを感じます。アメリカの社会が良い方向に向かって、この優れた監督が掛け値なしの明るい傑作を撮れる日が来ることを願って止みません。

( 言葉を失う 2009年3月21日記)
ヒューマンドラマ

1935年テキサス州
人種差別、世界恐慌の世の中で
ヒロインがだんだんとたくましくなって行く様を描いた

ダニーグローバーが怪しくて信用できない⁈

アメリカのお母さん役と言えばサリーフィールド?

このレビューはネタバレを含みます

 ロバート・ベントンの「クレイマー、クレイマー」がかなり良かったので、これを観た。サリー・フィールドのエドナに尽きると思う。

 夫が急に亡くなって、そうせざるを得なくて、家族や使用人(モーゼス:ダニー・グローヴァー)をリードし、下宿人(ウィル:ジョン・マルコヴィッチ)と交流していくのだけれど、そういうことをきっかけに、エドナの芯の強さを発揮していく。元々持っていたものだろうけれど、この力強さがなかなかの魅力だった。

 綿の栽培の為の使用人となったモーゼスへの暴行問題がそのままに終わり、それは1935年という時代の為かもしれないけれど。また、最後に、亡くなった人たちも生きてるかのように写すのがちょっと甘過ぎて残念だったけれども、エドナ強さには、なかなか魅せられた、サリーフィールドはピッタリだと思った(2022.1.3)。
かえで

かえでの感想・評価

4.8
凄く良かったです
人種差別が色濃く残る物語で、心が痛みしまた
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