だんちゃん

ルディ/涙のウイニング・ランのだんちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
アメフトを題材にした男のスポーツ映画!に見せかけた、如何に努力は報われるのかを描いたヒューマンドラマ。
子供の頃からの夢をある悲劇から「大人」になっても追い続ける主人公ルディに心を動かされる人も多くいると思う。確かにこれが実話ベースだと聞くと勉強がんばりたくなる。

グーニーズ、指輪物語のショーン・アスティン演じるルディが見下されていた人達から徐々に尊敬される人物になっていく姿を緻密に描いていくのは見事なんだけど、なにせ絵面的にもストーリー的にも地味なので途中眠くなっちゃった。

アメフトがテーマながらもアメフトを始めるのは後半30分くらいなので鑑賞前にアメフトのルールを勉強したのは無駄だった。
最後の試合シーンはジェリー・ゴールドスミスの名曲も相まって感動的な名シーンなんだけど、どうしても90分に収められなかったのかなあと思ってしまう。
でもこの映画は「努力すればなんでもできる!」的なシンデレラストーリーではない。ルディは生まれながら体格的にアメフト選手には不向きで、アメフトで好成績を残せるかと言えばNO。やはりこれはアメフトを描いた映画じゃなく、いかにルディが愛される人物なのかを描いた話。結局アメフトのルールを勉強したのは無駄だった。
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