アメフトに詳しい人以外にとっては、冒頭の場面やエンディングでローレンス・テイラーについて言及される意味がよく分らないかもしれません。この人によってクォーターバックを死角からタックルするオフェンシブ・タックルというポジションが重視されるようになった。そして、そのおかげで体の大きい選手の重要性がより大きくなった。結果、マイケル・オアー選手の活躍するチャンスが生まれた。あまりこういう形で作中に説明が入るわけではないので、予備知識として軽く押さえておくとより楽しめると思います。楽しさや見所は他の方が存分にレビューして下さっているとおりです。