るな子

しあわせの隠れ場所のるな子のレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
4.3
実話系だと知っている状態での鑑賞。
私の勘が鈍く、主人公や学校などの設定の理解が乏しかったです。序盤を過ぎた頃にようやく理解し始めました。自分の感性の無さに幻滅しますね…。
ストーリーは、心が温まり過ぎて優しい気持ちになれました。自分を受け入れてくれる・理解してくれる・全力でサポートしてくれる家族。
言葉の裏は読み取ったり出来なくても相手の感情くらいは分かるじゃないですか。自分に好意的か、馬鹿にしてるか、見下してるか…。そういった相手の感情を察知した時に心の寄り添いを感じなかったら、どんな言葉も耳に入ってこないと思うんです。
でも、そういったものがあの家族には一切なかった。だからこそ主人公は全力で家族を愛せたし、努力が出来たし、才能も開花させられたんだろうなと思います。
若干尺の足りなさを感じましたが情報の取捨選択が大変だったんだろうなー、と思います。結果的に彼が最後どうなったのか、というのも作中でちゃんと知れたので良かったです。
スラム出身の青年がアメフトのスター選手へ、というアオリが気になる方は是非見ていただきたいです。期待通りのものが見られるかと思います。
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