オーケストラ！のやたつのネタバレレビュー・内容・結末

てっぺんは見えていたし、最終的には辿り着きもする。
でもそこまでの過程で違和感がありすぎた。
螺旋階段を一段一段上りつめて、順調にてっぺんに到達すればよかったのではないか。

最後の方の演奏や2人の演技はいいけど、途中で挟まる小ネタ?が気持ちの高まりを阻害している気がしてならない。

そしてオケの曲中での変わり方もあっけない気がしてしまった。ようやくここでみんな変わるんだ！という気持ちにはならず、ただカット割と映像技法によってこんなに違う写し方ができるのかぁという感心だけだった。

「暴力や酷い描写は振りをデカくするために必要」
という言葉を思い出した。
あまり苦労もしてないオケが最後にひとつにまとまったところで感動は薄いのだろう。