ヘアバンド侍

きみがぼくを見つけた日のヘアバンド侍のレビュー・感想・評価

きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)
5.0
タイムトラベルというテーマで
自分でいつタイムトラベルできるか
選べないというのは斬新だった。
それが物語の全体に上手く絡んでいて
その一つひとつに一喜一憂させられる。

大半のタイムトラベル物は過去を変えよう、それに伴って未来を変えよう!っていうのが主流だけどこの映画は違う。この映画の大前提は大まかに二つ。一つは自分の意思でタイムトラベル出来ない。もう一つが過去及び未来は変えられない事だと思う。後者においてはいくらか例外はあると思うけど…。

この前提がしっかりしてるからこそ、凄く登場人物に感情移入しやすかった。何十年と前から続く二人の愛の強さには最初から最後まで見入ってしまった。
本当にこの映画は一喜一憂に尽きる。邦題にもなんだかジーンとくるけど、原題を見てこの視点で観るのもありだなーっと…。

誰かに映画紹介してと言われたら、真っ先に紹介したい映画。冗談抜きで僕の今まで観た中で最良の映画です。是非観て下さい。