ソウのUKIのネタバレレビュー・内容・結末

今更ネタバレもクソもないのですが、未見の人のために一応。

みなさん最新作の予習をされているみたいですね。
私も例に習って再度観てみました。
今観ると色々説明不足で消化不良な部分は多々ありますが、ストーリーが秀逸なのでやっぱりこれがシリーズの中で一番良いですね。
麻薬や不倫、他人の不幸を飯の種にしているなど正しく“生”を全うしていない人間に私刑を下すジョン＝ジグソウに翻弄される人間の物語。
1作目って改めて観ると残酷な描写がそもそもあまり無く、ストーリーの中で犯人の異常性・猟奇さを表現する効果的な演出としてしか出てこないのですね。
ジョンは人を死に追いやることを楽しんでいるわけではなく、その過程で“被験者”が痛みと引き換えに生の尊さを感じている様子に喜んでいるんですよね。
2以降は実は同じようにちゃんと練られたストーリーなのに、それよりも残酷な映像ばかりが目立つようになってしまったせいでつまらないと感じていたことに改めて気付きました。
是非最新作では原点回帰の方向でお願いしたいです。
まぁ、SAW＝おかしなゲームで人が死ぬ映画というイメージがついてしまっているので無理だと思いますが。