さとみつ

動乱のさとみつのレビュー・感想・評価

動乱(1980年製作の映画)
3.5
高倉健と吉永小百合主演の映画。226事件を皇道派の将校の視点から描いている。
皇道派の視点とは、貧しい農家出身の青年将校が貧富の格差などを憂い、国の中枢に対し決起することによって国を変えようとするもの。しかし、その思いは叶えられずに終わる。
映画の中でも、借金の形に女郎屋へ売られていく娘や弁当に群がる子どもたち、食料も弾薬もない中、前線で戦うことを強いられる兵隊などがときおり描かれる。
今でもそうだけど、困った人がいるのに、一部には肥えていく人たちもいる矛盾をどう解決するか、その手段は何か、なかなか解けない問題ですね。
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