benno

25時のbennoのレビュー・感想・評価

25時(2002年製作の映画)
3.8
懲役7年の刑で収監されることが決まっているドラッグディーラーのモンティが後悔と絶望感を抱えながら過ごす25時間…

9.11以降に作られたものであり、S. リーのNY愛を強く感じます。
グラウンドゼロやビン・ラディンの映像も出でくる中、S. リーの思いを役者たちが代弁しているようです。
トイレで、鏡の中のモンティが胸の内を爆発させるシーンは最高!
人種や住民、自分の周りの人々…に対する怒り💢
でも最後は「クソッタレなのはお前だ」と、自分を戒めます。

何より、役者3人の友情にグッと来ます。
3人の役者がとってもいい!
E・ノートン×B. ペッパー×P. シーモア・ホフマン

カメラワーク、カット割も駆使されています。
主人公が白人であるのもS. リーには珍しく、尋問シーンでは、黒人刑事3人に囲まれ、真っ白な部屋で追い詰められるモンティ。

ラストはロードムーヴィーさながら、車内から見る水平に流れていく景色の中、父子の会話、感動です😭
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