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イースター・パレードのmのネタバレレビュー・内容・結末

イースター・パレード(1948年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

自然と笑顔になれるようなものが見たくて鑑賞。

到底真似できない足技と、手先・足先・スカートの裾まで美しい動きがみれて楽しかった。撮影裏や練習風景がとても見たくなる、、、。

軽いストーリー内容(⇄ストーリー展開が荒い?)なのでこれらの出演者の神業に動作に没頭できる。
全員が純粋であるという、現在にはあまり見られないキャラクターたちなので、いくつか胸にくるセリフがあった。

失恋の相談をしに前の職場に戻った時、バーテンダーが察して色々な例えや詩をかける。それに対して「私の悩みに当てはまる格言はないわ」と。分かる。めちゃくちゃ分かる。本当に悩んでいる時ってそうよね。ってスッと共感した。
それと、「私の目は何色か当ててみなさいよ」といって目を瞑った相手に、キスして「茶色だ」って答えるシーンは久々にめちゃくちゃキュンキュンした。暗がりのところで反射した自分の顔、にやけていた。

出演者が悲しんだらこっちも悲しくなったし、喜んでいたら嬉しくなる。
こういった作品は、素直に楽しむのが良い。

他、レストランのスタッフのキャラクターがチャーミング!これは観賞後のコメントで外せない。

また現在の映画に比べるとカメラワークについて。
(知識があるわけではないが)まるでミュージカルのように鑑賞者と演技者の立場がそのままで、画面一枚を挟んだだけのように感じた。悪いというわけではなく、そのおかげで見終わった後、綺麗な作品を見終えた満足感がすごい。


●その他雑メモ
・男性側がみーんな車道側を歩いてる、、
・帽子のデザインが多様でかわいい(冒頭でオランダのどーたらって言ってたっけ)
・ショップの街並み。雨宿りできる場所多い
・都会に出なければならない理由は憧れだけなのだろうか。当時の社会背景が気になる。
・当時性別に対する固定概念が強そう
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