実はこれはジャケ買い
感動ものっぽいな~。と、
その通りでしたが。
シュロモ、9歳の黒人の少年は、まるで神様から守られているかのようにいろんな周りの人から愛され、
守られて成長していきます。
スーダンの難民キャンプで、母親と二人生きていました。
その目の前で子供を亡くした親子が。。。
このままではこの自分の息子も単純な病気で死ぬかもしれない・・そう案じた母は、
モーゼ作戦、エチオピアのユダヤ人、と、偽り息子をその輸送車に乗せます。
息子は母のそばを離れたくなかった。
でも、母はまるで追い払うかのように、行きなさい!と強く命ずる。
生きて、成長しなさい。「何か」になるために・・
子供を亡くした母、が、彼を自分の息子と偽り、連れて行きます。
旅の道中、この母は本当の息子のように彼を守り、無事にイスラエルに行けるように、嘘の家族構成を覚えさせ、
絶対に誰にも本当のことは言っていけない、と、言い残し病気で亡くなってしまいます。
一人ぼっちで、イスラエルに着き、
そこで白人の養父母に引き取られます。
養父母がまたなんとも良い方たちで、兄弟もできます。
お姉ちゃんと弟、おじいちゃんもおばあちゃんもいます。
皆もちろん白人。
学校へ、転校するとき、弟は養子になった自分の兄は強くてかっこいいんだぜ!と、自慢しまくり、
お姉ちゃんは、弟はハンサムよ、っと、友達に自慢する。
普通は、なんとなく本当の兄弟ではない彼に意地悪とかしそうなのにね。
お姉ちゃんは、彼がやはり辛い状況になった時、そっと手を握り傍にいるよと、
優しく守ります。
でも、学校の他の白人の父母たちは彼を嫌い、難民キャンプにいた子なんて、何か悪い病気を持っているかもしれない
彼がいるならうちの子を転校させると先生に言って、
その話を先生から聞いた養母は、
うちの息子は、健康です!、と、みんなの前でなんと顔を舐めまくる(;・∀・)
ばかやろ~!
と、捨て台詞残し、息子の手をつかんで歩き出す!かっこいいぜ!
そして、成長した彼は彼女ができる。白人の。
彼女はとてもかわいくて、透明感のある美女。
しかし、彼女の両親は交際を大反対!
反対されていることを心を痛め、彼は彼女から離れようとする。
このころ、まだ自分は何になったらいいのかわからない。
実母は、自分に何になれと言っているんだろう。。
自分がなりたいもの、何になったらいいのかわからない。。。
その時、難民キャンプで出会ったフランス人医師に再会する。
そうだ!医者になる。そしたら実母のいる難民キャンプに戻れる!
そう決断した彼は、フランスへ留学。
彼女にも別れを告げる。
養父は、彼を戦士にしたかったので反対するが、養母は、彼を行かせてあげる。。
行きなさい!、
あなたが何かになるために。
10年後・・・立派な医師になった彼は帰国。
彼女は待っていましたとも。
そして、彼女サラと結婚。
子供も授かり、、、
でも、彼は嘘をつき続けることが苦しくなり彼女に本当のことを話す・・
サラは去ってしまう・
、養母のヤエルに相談した彼・・
ずっと彼は養父母のことをパパとかママとか呼ばなかったんだですよね~。
実母しか自分の母ではなかった・・・。
でも
サラは養母のヤエル、の説得で彼のもとへ戻るんですが、
彼に、あなたにはたくさんのお母さんに愛されているのね。と、
あ~~~とにかく愛に溢れた素晴らしい作品です!
そしてラストシーンは、もう涙でぐちゃぐちゃ(´;ω;`)
これは絶対名作だわ!