かのハワード・ホークスでもこんな退屈な映画を撮っているんだと逆にびっくり。後で読んだ特集上映の冊子に国策映画と書いてあってナルホドでした。
戦争で英雄となったヨーク軍曹がCMやメディアに利用されそうになってというふうになって、この時代のメディア批判とはどんなもんかと身を乗り出すも、真っ当に断ってそれまで…とかそんなのばっかり。
(テネシー州とケンタッキー州の)州境の酒場というコメディシュチュエーションは本作が元祖なのかな? だったらつまらない(笑えない)けど凄いかも。
テネシー出身のカッペであるヨーク軍曹がNYに来てブロンクス急行の地下鉄に乗りたいというのは良かった。
ブロンクス急行って多分、エリントンの”TAKE THE A TRAIN”のA列車のことでしょう? 劇中の時代ではなく本作公開の頃にレコードがヒットのはず。
一次大戦の時(1918年ころ?)には既に走ってたんですね。
前線で爆弾の破片がヘルメットを貫通して死んだ兵士を抱えて「死ぬときは一発だ」みたいなことをいうのは身も蓋もなくてちょっと心に残った。
ずいぶんウトウトしてしまったけど観直すほど暇ではないという感想であります。