ヨーク軍曹の作品情報・感想・評価

「ヨーク軍曹」に投稿された感想・評価

temmacho

temmachoの感想・評価

3.5
第一次大戦での活躍によりアメリカの最高位「名誉勲章」を受けた《ヨーク軍曹》の伝記映画。

いい人。

若い頃は荒くれ者の問題児だったが、信仰に目覚め「殺人は罪」と徴兵を断るも、多くの仲間を救うためならやむを得ない犠牲と納得して活躍するいい人。

オスカー受賞の戦意高揚映画でした。
ekn

eknの感想・評価

3.0
ホークス作品で初めてつまらなかったので興奮した。当時のアメリカ人にとっての戦争プロパガンダ映画としてはいい出来なのかも知れない。
明らかにギラついてた頃の方が人間的に魅力があった。キリスト教に目覚めてから去勢されたかのように大人しくなって、土地を争っていた男にも狡猾な商人にも赦されようとし、女にもめそめそと他の男の方が似合ってるなんて言い出す始末。
実話の映画化

信仰に目覚めたヨークが第一次世界大戦に従軍する。
信仰と敵を殺す矛盾に悩みながらも、軍曹となり射撃の名手として三つの勲章を授与された。

うまく折り合いをつけたが、敵を殺しすぎたんと違う⁈
今となっては過去の遺物?かも知れないがハリウッドきっての巨匠ハワード・ホークスの有無も言わせぬ姿勢が垣間見られる。

主演のゲイリー・クーパーが後半で牧師に転向する辺りから一気に物語にドライブが掛かる「戦争ヒロイズム」ものなのだが、とにかく前半に於ける暴れ者クーパーの野性味溢れる演技を見るだけでも価値がある作品。あのウォルター・ブレナン演じる軍曹にシゴかれるクーパー御大…。

この手のアメリカ万歳ものとしては『フォレスト・ガンプ一期一会』の先駆けとして観れる大変興味深い作品だった。今も昔も大して変わらないんだなと実感する。
牧師と町民たちが教会で集会を行なっていると突然銃を撃ちながら騒ぐ声が響いてきて、見れば3人の男がピストルを乱射しながら馬を乗り回していて、木の幹に正確無比に穿たれた「AY」という銃痕からヨーク家の長男アルヴィンの仕業だとわかる。牧師が“悪魔に取り憑かれた”彼の魂を案じて母親に話をすると、母親は次男に命じてアルヴィンを酒場から連れ戻させる。アルヴィンが農場の仕事をこなしていると牧師がやってきて神と魂の問題について説くが、彼は聞く耳を持たない。
そんなある日アルヴィンは近所の少女に一目で恋に落ちて求婚しようとするが、たまたま別の男とバッティングしてしまい、そいつが低地に肥沃な土地を持っているので張り合って低地の土地を買おうと低地の吝嗇な爺さんに掛け合うのだが、ロバや家財を売っても期日までに金が用意できなさそうということで期日を伸ばしてもらい、地元の七面鳥撃ち射撃大会の優勝商品である牛を手に入れて払おうと考えたのだが、しかし低地に肥沃な土地を持っている男が純然たる嫌がらせのために爺さんの土地を買い取っていたためアルヴィンはそれを手に入れることができず、彼はライフルを手に復讐しようと企む。しかしその途端雷に打たれて銃が使い物にならなくなり、帰路の途中にある集会所で行われていた宗教集会に立ち寄るや否や彼は突然敬虔なキリスト教信者になってしまう。
そんな折アメリカが大陸の戦争に参加し、“良心的徴兵拒否”も虚しくアルヴィンも徴兵されることになる。アルヴィンは射撃の腕を買われて伍長昇格のオファーを受けるが、それに宗教上の理由をつけて断ると上官たちはアルヴィンと信仰と武力の正当化についての議論をしたのち、“アメリカ建国史”を渡して彼に休暇を与える。アルヴィンは結局従軍することを選び、フランスに派遣されると塹壕戦にぶち込まれるのだが、“より多くの死を防ぐため”ドイツ兵を20人以上撃ち殺してたくさん捕虜を取り、英雄として扱われ、国に戻るとかつて買えなかった土地に州からの贈り物として家と農場が与えられていた。

演出がスピーディだし、ゲイリークーパーはゲイリークーパーだし、そういうわけで見ていて幸せな気分になる映画ではあるんだけど、戦争シーンの人の死にっぷりはちょっと尋常ではないというかかなり不気味。ぐるぐる人が回転して穴に落ちていく。
yadakor

yadakorの感想・評価

3.0
ずいぶん駆け足で話が進むなあと思ったら二部作で、すごくお腹いっぱいになる
スピーディに話を進めるためにご都合主義が過ぎるのと、戦争プロパガンダ色が強くて苦手な人にはキツそう
健一

健一の感想・評価

-
1941年の作品。本作にてゲイリー・クーパーがアカデミー主演男優賞を受賞。

何の予備知識なしに鑑賞。

ヨークが軍曹になるまでが長ぁ〜い。

バリバリの戦争映画だと思っていましたが、全然違いました。
ヨーク軍曹は実在の人物らしいが、彼がボロ田舎の故郷で過ごす悪ガキ時代から突然信仰に目覚め、その後戦争が始まり 軍曹になるまでの話。

つまらなくは無かったが、田舎の青年の 青春貧乏ラブストーリーが、作品の3分の2を占めているので、ややグダグダ。

肝心の戦場のシーンも迫力が無く、あまりにも思っていた映画と違ったので チョッピリ残念。

でも何故かこういう昔の白黒映画を映画館の大スクリーンで観るとストレス解消になるんだよなぁ。

木曜日 11:00〜
シネマヴェーラ渋谷
💺142 40〜50人は入っていた。

昔からずぅ〜っと行ってみたいと思っていたシネマヴェーラ渋谷にやっと行けた!(名画座です)

覚悟はしていたが、やはり客層は70〜80代のグランパ ばっかり。
劇場内が加齢臭でハンパなかった。(ごめんなさい。自分も汗臭かったはず。)
いけ

いけの感想・評価

-
『僕は戦争花嫁』でも見られた2部構成。なぜこんなことをするのかはよくわからない。
雷が落ちて信仰心を手に入れるどころなど、煙の出し方がメリエスみたい。終盤はだらだら長引く場面もあるが、捕虜から手榴弾が投げられるところなどは、手際よくまとめられている。
物語の内容はちゃんちゃらおかしな話だが、まあこれがホークスらしさと言えばらしさか?
前半と後半で全く違う、敬虔なクリスチャンの兵士が主役の映画ということでハクソーリッジへの影響が考えられる作品。(この作品の内容を見るに皮肉的な意味が込められていた気もするが)

前半1時間以上かけて地元での生活を描いた点は中々に大胆で、しかも落雷のシーン等演出に見入る箇所も結構あった。

後半の戦闘描写も多少グダグタなところはありつつそれ故逆に出来として悪くはなかったように思えたけど、主人公の戦争に対する折り合いのつけ方が若干戦意昂揚的でモヤっとした。

戦闘終了後の一連が長く感じられたのも最後の最後で残念な点であった。

あと実際のヨーク軍曹は27歳で従軍したらしいけどアラサーの役をアラフォーのゲイリー・クーパーにやらせたのはさすがに無理があった。(それでもアカデミー賞を受賞できたのは不思議だし、演技的にも市民ケーンのオーソン・ウェルズの方が凄かったと思う)
べらし

べらしの感想・評価

3.3
メル・ギブソンが同じ題材に関してキチガイであるということはよくわかった