すたんぐ

ザ・デプスのすたんぐのレビュー・感想・評価

ザ・デプス(1989年製作の映画)
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ひさびさに観たので再レビュー。
人災映画と言われているこちら。確かに洞穴の上にミサイル発射台を建設しようとしたり、爆薬で洞穴を埋めればいいという判断をしたり、手順に従っただけだと海底でミサイルを爆破してしまう展開など、人災映画でもあり、ちょっとイヤな職場映画でもあるなと。上司に怒られるのがイヤだから報告せずに勝手な行動をとる人、自分ならできると思い込んで、人の助けを断る人など、まあ、ありそうだなということが目白押しで胸が痛い。適性検査は受けているだろうけど、半年も海底にいたらおかしくなるよね。ましてや4ヶ月の契約だったシュナイダー(ミゲル・フェラー)さん…
しかも、よりによって主人公が彼を攻めまくるので笑ってしまう。気持ちはわかるけども…
さて、クリーチャーですが、タイトルからとってデプスゴンと呼ばれています。クリーチャー・デザインはクリス・ウェイラスで、クリーチャー・エフェクトと特殊メイクをマーク・ショストロム、そして、クリーチャー・スーパーバイザーにグレッグ・ニコテロと凄まじいメンツなので、それはそれはクオリティの高い怪獣が登場するのです。豪快な可動域を持つ口とキュートな瞳が魅力のデプスゴン。姿を現すのは1時間を超えてからとはいえ、確かな存在感がありました。こうした巨大なクリーチャーは操演がかなり大変だと思うのですが、それなりに出番があるので「リバイアサン」より好きだとおっしゃる方もいますね。私はどちらも同じくらい好きですが(笑
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