木木

暗黒街の弾痕の木木のレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)
4.8
水面に逆さに映る男女、付き纏う霧、影から破滅していく未来が予感させる。強調された影からドイツ表現主義名残がして良い。
神父とのやりとりがクライマックスでも良いぐらいなのに、一線を超えてしまった男女が国境を目指すところを描くってのが、ナチスから逃れてアメリカに亡命したラングと重なって胸が熱くなる。
タイトルとは裏腹にメロドラマ。この邦題付けた人は本編を見たのだろうか、?
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