フリッツ・ラング監督の映画はこの時代の倫理規定に関して心配になるような過激なものが多い印象があるけど、それがまた強烈なインパクトを残していて好き。
ボニーとクライドのような破滅的な逃避行が描かれて…
自分を信じてくれる人は誰もいないって…いるじゃないかぁ。
気になったところ。やはり犯罪者であったことに変わりはないので振るまいに細心の注意を払うべきだったとは思う。偏見を持つのは良いことではない…
男女の逃避行=メロドラマ的な展開だが、国家や法、社会の暴力性とその網の目から零れ落ちる人間の悲劇が重ねられていて重厚かつ不思議な浄化感がある
報われない物語なのに人間の尊厳を見たような感覚が残る
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この世界にはあなただけ。
ヤジ馬、〇〇説、冤罪…どれもまやかしに過ぎない。引っ張られるな、自分の手。走り続けて、自分の足。あなただけを映す、自分の眼。自分と自分のどうしても愛しい人。これでようやく…
映画授業に関連してフリッツ・ラング『メトロポリス』を再鑑賞して以来、ラング作品をまとめて観る。『飾窓の女』『スカーレットストリート』『ハウス・バイ・ザ・リバー』『恐怖省』『暗黒街の弾痕』。でも昔から…
>>続きを読む比較的遅咲きのヘンリー・フォンダの初期出演作品。監督はフリッツ・ラング。
さすがフリッツ・ラング!面白すぎる!
邦題の"弾痕"っていうのは、罪の後遺症みたいなものなのかな。一度罪を犯してしまうと…
自分らの運命に抗い、新たな道を切り拓こうと2人は逃避行を続けているはずだが、どこか自ら破滅へと飛び込んでいった、ましてやそれを求めていたのではないかとさえ感じた。
それが唯一の彼らにとっての道だった…