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暗黒街の弾痕のTATEOのレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)
4.8
古典ハリウッド映画恐るべし。一時間半を切る上映時間でこの密度は本当にすごい。そして演出もいい。水面に映った姿を揺らすとこやラストで煙草を出すとこの不吉さの暗示などなど。エディがジョーを抱き上げる場面の反復は本当にすばらしいなあと思ってたら、ラストはもっとすごくて、涙腺が崩壊した。蛙のシーンで、最初に二匹のクローズアップ→一匹が水に飛び込む→また最後に二匹のクローズアップという撮り方をしていたのは、このラストを予告的に示すためだと思う。しかし、そう考えるとますますこの邦題のひどさが際立つ。"You Only Live Once"という題名だからこそラストシーンのカタルシスがものすごいのに……。
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