たむたむ

アメリカン・ヒストリーXのたむたむのレビュー・感想・評価

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)
3.6
父を黒人の麻薬売人に殺された恨みから、白人至上主義グループのリーダーとなり、カリスマ的な存在になった兄と、兄を崇拝し後を追う弟の姿を通して、人種差別問題に深く切り込んだ作品。

ノートン扮する兄デレクを慕う弟ダニーを演じるのは、なんとあのエドワード・ファーロング!
鮮烈なデビューを果たした『T2』の7年後にあたる作品ですが、まだ美少年の面影が残ってる頃w

そんな二人のエドワード兄弟が物語を盛り立てますが、作品自体は暗く重いテーマだけに、ぶっちゃけ観ていて気持ちの良いモノではありません。

ただやはり、役作りのため20ポンド(約10kg)増量して挑んだという主演エドワード・ノートンの怪演振りは凄まじい。もともと下がり眉の優しい顔立ちなのに、蓄えた髭、スキンヘッド、鍛え上げられた肉体からは、弱々しさは微塵も感じられない。回想シーンの姿とは別人に見えるほど、規格外な役作りへの意気込みが感じられます。

刑務所でのボカシなしのシャワーシーンで、ノートンのアソコがチラ見えしてた(どーでもいい)

余りにも無慈悲なラストには言葉を失うばかり。。
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