トノモトショウ

東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語のトノモトショウのレビュー・感想・評価

2.0
主人公二人だけが認識している「あいつ」と同じ映画を撮るという物語には、幻想にまみれた(とりわけ全共闘後の空々しさを含む)戦後をメタ的に描こうとする意図があるのかもしれないが、学生演劇のような拙い芝居がとにかく鬱陶しい。武満徹の音楽は美しく響いている。