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十五才 学校IVのkazuのレビュー・感想・評価

十五才 学校IV(2000年製作の映画)
3.3
道徳的にも倫理的にも訴えかけるものがある山田洋次監督作。
最初のセリフが「学校は嫌だ」から始まる。学校は行きたくない場所であると思う。だけど行かなくてはならない場所である。
15才の少年が家を飛び出し、家庭や学校ではない場所に学びを求めるという話。屋久島の縄文杉を見るための旅だが、そこに辿り着くまでの旅が彼にとってのかけがえのない財産になっている。様々な人との関わりを経て彼は成長したはずだ。
「君、学校は?」と大人たちは言う。
「行ってません」と答える少年。
行きたくないけど、行かなければならない場所、それが学校だ。
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