あんしん

パプリカのあんしんのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
4.4
色の暴力。情報の過多。まさに夢のようでありました。
扱っている内容が夢と現実、無意識と意識の話であり、フロイトやユングの理論をいたるところで思い起こしました。理事長が目指していたのはユング的な集合的無意識でしょうし、敦子の二重性はフロイト流に説明できそうです。
人間が自我の中心から疎外されているということ、そのことを強く感じました。

視覚的にもおもしろいし、分析的に解釈を施すおもしろみもある。大好きな映画になりました。
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