公開が1985年ということで、まさに冷戦当時のアメリカのバイアスかかりまくりの映画。
もはやプロパガンダじゃねぇかと言えるほどだが、それを踏まえた上で超おもしろい。
特訓シーンでは間違いなく、史上最高。
「ロッキーが勝つ」って分かってるので、ネタバレもクソもないが、半端でない面白さ。
伏線やキャラクターの深堀、ストーリの緻密さを楽しむ映画が高級食材を使ったミシュランの料理だとすると、
この映画は、ただただロッキーが勝つことが決まりきった、偏差値ゼロで感情的に楽しむ、さながらジャンクフード映画と言えようw
まぁ確かに、これまでの試合で声援を受ける側であったロッキーが初めて罵声を受けるという逆の立場になり、その上で勝つという、ロッキーの強さの表現は、この映画で唯一のテクニックかもしれないw