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ロッキー4/炎の友情のpenのレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
5.0
完結編として作られた前作『3』で起きたあるドラマ上の大イベントが本作でも前半の山場として展開され、『ファイナル』や近年の傑作『クリード』まで、ロッキーの物語は「失い続ける男の戦いのドラマ」へと変貌していく。
先述した話の展開や今回の敵・ドラゴの明らかに利用されてる扱いっぷりといい、実は割りと暗い物語な気がしないでもない。

とはいえ基本的にはエンタメ色の強い娯楽作であり、初見で観た日にゃ山に登って叫びたくなるほどのエネルギーに満ち溢れている作品である。
MTV的な編集と批判されようと、科学と自然の対比で映し出されるトレーニングシーンを初めて観た時の興奮は、否定し難いものだ。
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