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黄金のkazunのレビュー・感想・評価

黄金(1948年製作の映画)
3.9
1920年代のメキシコに出稼ぎに来ていたドブスとカーティンはハワードという老人と出会い、一攫千金を夢見てシエラ・マドレの山中に黄金を探しに行く。

ハンフリー・ボガートが食べるお金もなく、アメリカ人を見つけては「同胞に飯代を」と恵みを乞うて歩く所から、どうなるのかなとワクワク。

悪人に騙され、ただで働かされ、どん底からのハワードの黄金の話、心を動かされますよね。
知り合ったカーティンと3人で金脈を目指します。

ハワードは監督のお父さんらしいのですが、ちょっとホアキン・フェニックスに感じが似てるかな、なんて思いました。
すごくいい味を出してました。

ハンフリー・ボガートが、危ない所をカーティンに助けてもらったのに、欲のため疑心暗鬼になっていくのを巧みに演じていて見ごたえがありました。

列車強盗やら、コディという男やら色々ピンチが起きて、何とかまとまった量を持って帰る道中も緊張感が。

ラスト、ハワードとカーティンが笑い合う所、カーティンはちょっと泣き笑いみたいな。とても満足感がありました。
面白かったです。おすすめ。
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