アメリカを中心に、black lives matter が叫ばれる昨今、すごいタイムリーな作品。
物語の中盤までは、ブルックリンのストリートを中心に、黒人たちの日常生活、イタリア系移民との交流などがユーモアと少しの緊張を交えつつ描かれているけど、終盤で事件勃発。
エンディングに、キング牧師とマルコムXの演説の引用がでてくる。彼ら2人は黒人差別撤廃など人権運動のリーダーだったわけだけど、キング牧師は穏健派、マルコムXは少々過激なところがあるのは有名。
一般的には、キング牧師の平和的な演説を正しいと思う。
だけど、この映画を一通り見たあと、マルコムXの過激な節にも納得せざる得なくなる。
Do the right thingの意味を考えてしまうよね。
こういう政治的、人種問題などのテーマら重くなりがちだけど、構成、構図、ファッションやセリフだったり、とてもおしゃれでcoolな仕上がりになっている。軽く視聴してるつもりが、最後にずんっとくるんだよね、スパイクリー監督。さすがです。
