しゅわっち

きつねと私の12か月のしゅわっちのレビュー・感想・評価

きつねと私の12か月(2007年製作の映画)
3.8
ある日、山でキツネを見かけた10歳の少女リラ。リラはそれ以来キツネに魅入られ毎日のようにキツネを探し森へ入るようになる。来る日も来る日も待ち続け、そして再会し長い時間を掛けてその野生のキツネとの距離を縮めようとする。

まずは山や森、自然の壮大さに心奪われ、その自然の音の密度に驚いた。風になびく草木。動物や鳥の鳴き声。虫の羽音。そこに息づく全ての物が音を発していた。

キツネや自然に触れることで、人と野生の動物が交わる境界線を学んだリラが語りかける言葉に重さを感じた。
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