福福吉吉

ミセス・ダウトの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
4.0
◆あらすじ◆
声優のダニエルは3人の子供たちをこよなく愛する父親だが、妻のミランダと上手くいかず、離婚となって子供から引き離されてしまう。そこでダニエルは特殊メイクで老婦人に変装し、ミランダの家の家政婦になってしまう。

◆感想◆
家族の繋がりとその在り方をテーマにしたコメディであり、主人公が老婦人に変装して家政婦として勤めていくうちに主人公自身の内面も変わっていく姿が印象的で楽しい作品となっています。

主人公のダニエル(ロビン・ウィリアムズ)は子供に対する愛情は百点満点だが、生活については自堕落で妻のヒモに近い人物として描かれており、大人になってしまった私としては少しダニエルの味方になれない気がしました。

一方、妻のミランダ(サリー・フィールド)はバリバリのビジネスウーマンで真面目な性格の持ち主として描かれており、感情移入できました。

ダニエルとミランダが離婚して、ダニエルが特殊メイクして老婦人「ミセス・ダウトファイア」になってからが本作の見どころとなっており、ダニエルのコミカルな演技の連続は観ていて楽しいです。ダニエルはミセス・ダウトファイアになりながら、時折、地の部分が出てきてそのギャップが面白いです。

終盤の展開はうまくまとめ過ぎな感じがしますが、夫婦関係と親子関係は違うものなんだと実感しました。

ロビン・ウィリアムズの芸達者ぶりが楽しい作品でした。

鑑賞日:2024年2月13日
鑑賞方法:CS ムービープラス
(録画日:2023年4月16日)
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