アむーレ

遊星からの物体Xのアむーレのレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
3.8
うわ~こぇぇぇええ!!!

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1982年の冬、アメリカの南極観測隊の基地に一匹の犬を執拗に追いかけ、銃で撃ち、手榴弾で焼き殺そうとするノルウェーのヘリコプターがやってくる。
アメリカの隊員に負傷者が出たためこのノルウェー人を射殺するが、行動がかなり不可解であったことからノルウェーの基地へ調査に出向く。
そこで見たものは、裂かれたようにとんでもない姿の死体や焼死体などで、基地内のノルウェー隊員は全滅していた。

冒頭のノルウェー隊に追いかけられていた犬、そして解剖のためにノルウェー隊の基地から持ち帰った死体を解剖すると、そこから謎の物体が暴れ始める…
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UFOも現れたりします。
10万年前に地球にやってきたUFOをノルウェー隊が氷の下から発見し、そこに眠っていたエイリアンが蘇る。
しかもそのエイリアンは生物に寄生し同化し、完全にその同化したものに擬態し、次の寄生場所を探すという繁殖方法を持っている。
もしこの生物が人間社会に触れた場合、約3年で地球の人類全体に寄生同化してしまうという計算。
このことを知った隊員たちが他の仲間に疑心暗鬼になりながらエイリアンと戦う話。

寄生したエイリアンが体を引き裂いて出てくるシーン、めちゃめちゃグロい…
動きもグロいし音も気持ち悪い。
めっちゃ引くほど気味悪い。
この気持ち悪いのが、誰に寄生しているのかわからないという仲間に対する疑心暗鬼の状態、同化していてなかなか見えない敵に対する恐怖感というのがとてもリアルに表現されていました。

最後はあんな終わり方になったけど、火炎放射器で焼いても不死身だし、氷の中で何万年も眠ることができるし、人間に棲みつくと自力で材料集めてUFO作っちゃうし、この物語の先も絶望しかないよね?(笑)
全滅した基地の捜索に本土から絶対人が来るもんなあ、そしたらまたその調査で死体を今度は本土へ持ち帰って…その先は…悪夢しかない(笑)

ちなみに続編というか、今作でいうノルウェー隊が円盤を発見し隊が全滅し犬を追いかけるまでを描いた作品『遊星からの物体Xファーストコンタクト』が2011年に公開されているようです。
そちらもすごく気になるなあ。
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