東京おったー

地獄の黙示録の東京おったーのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
3.9
ようやく見れた!
この重量感… 映像美やサウンドに加えて、シンプルなストーリーラインの中に程よい複雑さがあるから没入感が凄い。脚本の洗練度合いから、セット、撮影含めて、この映画を作り出すのに、どんだけの労力と才能が集結しているんだろう。
Fearを”地獄の恐怖”と訳してる気がしてるんだけど、あの世界を「地獄」という言葉で表現したのは興味深い。
明確な「悪」の輪郭は全く掴めないテーマなのに、没入させられ続ける所にこの映画の偉大さを感じると共に、主人公に”意思”や”ゴール”が無いながらも前へ進むしかない部分に、観客は無意識的に共感してしまうのかなと感じました。。
改めて映画制作って宇宙の様に広く深いと感じる一本。