地獄の黙示録の作品情報・感想・評価

「地獄の黙示録」に投稿された感想・評価

フランシス・フォード・コッポラ監督。マーロン・ブロンド。本格的、というか正統派のベトナム戦争映画。完全版で見直すと印象が変った。いずれにしても圧倒的なパワー。いろいろと印象に残るシーンが多い。今でも、釣り船に乗って港から沖に出るとき、気がつくと頭の中で「ワルキューレの騎行」が鳴っている。どうなってんだ、オレ。これはやばい。
この時代にこのレベルの戦争映画は凄い
マーロンブランドが大佐の恐怖感を増してる
コッポラらしい長回し演出もいい
レオ

レオの感想・評価

5.0
‪ワルキューレの騎行をバックに九騎のヘリが爆撃かますだけが映画じゃないって事がわかるこういう哲学的な映画で視聴者が思考すべき点を残してくれるのが映画って感じがする。北野武監督の映画に通ずる感動というか衝撃を覚えた。映画はこういうのが好き😢‬
abee

abeeの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【戦場に渦巻く狂気と恐怖】

誰もが知る名タイトル。
邦題がかっちょいいですよね‼︎原題と微妙にニュアンスが違ってね。原題の方がなんかカジュアルでとっつきやすいです。

ということで初鑑賞の本作。思ってた感じと違いました。ゴリゴリの戦争映画かと思っていたら、ちょっと主戦場とは離れた部分のお話。

ベトナム戦争下。アメリカ軍のウィラード大尉は軍の密命を受ける。同じくアメリカ軍の将校、カーツ大佐を秘密裏に抹殺せよとの指令。カーツは華々しい経歴を持ち合わせているにも関わらず、軍に反発し暴走していた。独断でベトナム人スパイの処刑を行い軍から殺人罪を問われ、その上ベトナムのジャングルの奥地で独自の王国を築きあげ神の如く奉られていた。暴走を止めるべく動き出した軍の指令を受けたウィラードは海軍哨戒艇に乗り込み、行き先、目的は告げず、カーツを探しにゆく。

最後まで観て初めて全体に漂う異様な空気感の意味に気付く映画でした。

前半は想像してたような重苦しい雰囲気ではありませんでした。変な人がいっぱい出てきます。
特にジャングルに入る途中で出会うキルゴア中佐。異常なサーフィン愛。ベトナムでいい波が起こる海があると知り、そこがベトコンの拠点であり危険地帯と知りながらサーフィンがしたいがために周りの忠告も聞かず侵攻する。

ここで登場したのがかの有名なワーグナーの「ワルキューレ」。「地獄の黙示録」といえばコレ、という方がほとんどのはず。しかし、まさかこんな形でこの曲が使われているとは知らない人がほとんどなどではないでしょうか?私は正直観ててびっくりしました笑

この作品で問われていることの1つが「戦場における殺人罪」。
国という大きな組織が互いに勝敗を決するために人間同士で殺し合いをさせているにも関わらず、殺人という罪で罰せられることになるカーツ大佐。ウィラード大尉は最初からこの任務に疑問を感じます。しかしながら、実際にジャングルのカーツ王国を目の当たりにするとその残虐さが分かります。彼の罪は明確なものでしたね。

しかし、この作品が描きたい真実は戦争が人間にもたらす「狂気」。戦場に身を置く恐怖がいかに人間を変えてしまうか。
ベトナムからアメリカに帰ったものの日常生活に満足できず離婚してまで戦場に戻ることを切望したウィラード大尉。
戦争をまるでゲームであるかのように楽しみ、その舞台をドラマチックに演出するキルゴア中佐。
恐怖から逃れるためドラッグに依存していく若い兵士たちは徐々に異常な行動を取り始める。

そしてカーツ大佐。彼は実はウィラード大尉自身を写す鏡といえると思います。華々しい経歴を持ち、将校という地位に相応しい人間であるにも関わらず、彼は前線に出ることを渇望します。これはウィラードがカーツ大佐と同じ運命を辿ることのフラグなのでしょう。そして最後に起こる「下剋上」。

というわけで、コッポラ監督の作品はどれも観るのがしんどいですねぇ…
長さもあるけど、それ以上に人間の本質を見せられるので心が疲弊していきます。所詮人間も動物なんですね。
キャストに名を連ねる名俳優たちを探すのも楽しい。みんな若すぎてどこに出てたのか分からない人もいましたしね。
特にびっくりなのは「マトリックス」のモーフィアスでお馴染みローレンス・フィッシュバーン。面影なさすぎ…
そしてマーロン・ブランドですよね。「ゴッド・ファーザー」の彼の印象しか無いので誰だか全然分かりませんでしたよ。

戦争の本質を視点を変えて描いた非常に興味深い作品でした。
一応完全版を観たので、内容は一緒で付け加えただけなので、便宜上こちらにもレビュー載せをします。
完全版は、より戦争の悲惨さや政治的メッセージを添えたシーンを加えている感じです。
前半はベトナム戦争の混沌
後半は主人公とカーツ大佐の心の中の混沌
を描いてる気がした。

難しい。難しくてまだまだ理解出来てない。
とりあえずワルキューレのあのシーンが忘れられない。そして迫力が凄い。
おつ

おつの感想・評価

4.3
らいどおんゔぁるきゅーれ
I love the smell of napalm in the morning.

このレビューはネタバレを含みます

[自分の心の奥に入っていく]
 
 前半は痛快な戦争映画のようで、あのロバート・デュバルのキルゴア中佐のワーグナーもナパーム弾でジャングルを焼き尽くすのも爽快だけれど凄まじい。しかしそれは、アメリカ軍の戦争の混沌を描いたものと思う。

 後半は幻想的でもある。最初は分かりにくいだけだったが、繰り返し観て、混沌としたその世界に引き込まれていった。

 台風でセットが全部飛ばされたり、借金して、自殺さえ考えたというフランシス・フォード・コッポラがすべてを注ぎ込んだ作品。マーチン・シーンのあのテンションも実際に酒に酔っており、本当に怪我し映像をそのまま使ったとか。マーロン・ブロンドも一番の問題児だったと。この映画自体が混沌したベトナム戦争だったということらしい。
 
 ラスト、混沌とはしているが、マーロン・ブロンドのカーツ大佐は、自分を殺しに来たマーチン・シーンのウィラード大尉を受け入れて、死を選んだようにも思える。

 奥に行く程狂気の世界になっていくが、川を遡るということは、自分の心の奥に入っていく過程であるとも言えるだろう。(2015.8.17) 
 
Kaz

Kazの感想・評価

4.5
言わずと知れた名作
子供の頃にテレビで観て学生時代にレンタルビデオで再度観た
そして大人になってデジタルリマスターDVDが出たときに買いまた観直したが古さを全然感じなかった
米軍ヘリがナパーム弾で攻撃するときに拡声器から大音量で流すワグナーの「ワルキューレの騎行」が恐怖心を煽るシーンが印象的
おかげでワルキューレの騎行は大好きな曲となりました
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