地獄の黙示録の作品情報・感想・評価

「地獄の黙示録」に投稿された感想・評価

爆音映画祭にて鑑賞。ベトナム戦争の狂気を描いたフランシス・フォード・コッポラ監督作品。『ワルキューレの騎行』の場面を劇場のスクリーンで体感できたことに感動。狂気を描いた、という意味では、最高の戦争映画だと改めて実感。キルゴア曰く、朝の爆音上映は格別だ。
2016/9/3 立川シネマシティ
2017/10/15 丸の内ピカデリー爆音映画祭

何度見ても良い。

理性的な判断が敗北を招く。
愛を知りながらも原始的な裁量をもつものが、混迷なる時代を生き抜く新しい時代の人類であるべきであり、それこそが純粋なるものだ。というカーツの思想。

カーツのいう欺瞞の悪臭。
ウィラードのいうクソ溜め。
それこそがベトナム戦争。突き詰めれば社会。複雑混迷を極めた70年代である。
この中においての理性的であるというのはもはや矛盾を抱えすぎている。それらの論理を超越した領域に到達すべく、ウィラードたちは、川を遡り、次々とせまる混迷に立ち向かおうとしておかしくなり始める。
混迷な世界を生き抜くためには、欺瞞への裁量が必要だ。それは原始的な本能によってのみ解決される。欺瞞を暴力的に断ち切るか混迷に身を委ねるかのどちらかである。
原始的な本能というのはこの映画においてフェイスペインティングによって表象されると考えられる。フェイスペイントを行うのは、カーツ、ウィラード、ランスの三人であり、彼らは理性的判断を越えた先に存在した。

カーツ、ウィラードは対となる存在であり、モノローグにもある通り、ウィラードはカーツの物語を背負わなくてはならない。

カーツは理性を断ち切ることで混迷と向き合おうとした。
「爆弾を投下し、全てを殲滅せよ」の解釈は多様だが、理性を断ち切った混迷への解決法と考えられる。

ウィラードは理性的判断によって最終的にカーツを殺す。しかし彼はカーツの思想を物語を引き継ぎ、背負わなくてはならない。
彼は空爆要請もせず、再び混迷のベトナムへと戻るのだ。

問題はランスで、ランスによる混迷への対処というのは、薬物による意識の混迷化。混迷に対し混迷で紛れるという対処である。
ある種の幼児退行や、原始への回帰を思い起こされることであり、これもまた、理性的判断をかなぐりすてるという一種の行為である。
えいす

えいすの感想・評価

2.3
好きなシーンはいっぱいあるけど・・・・その・・・・脚本はどこに行ったんですか・・・・?
地獄。ただただ地獄。奥地へ行くほどおかしい。
ANDY

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3.3

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小森

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狂った人しかいないのに二時間半持たすのがすごい
コジマ

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3.7
ワーグナーがジャジャーンと流れるドンパチ要素もある一方、ナーバスでナイーブな述懐や壊れていく(or壊れた)人間がこれでもかと繰り出されてくる作品。「理性的な判断が敗北を招く」カーツ大佐の声色が粘っこい。
時間空けて再度観た方が良いかも。難解。映画としては面白いけど。
圧倒的な重量感で見せる2時間半。食い入るように観た。
ナパーム弾の赤い炎、飛び交う銃弾、ヘリコプターの隊列、欲望の歓声、ワーグナー、トラ、カーツ大佐の狂気…
いろんなシーンが脳裏に焼き付いている。
惜しむらくは当時噂されたアル・パチーノの出演が叶わなかった事。
パチーノのウィラード少尉が見てみたかった。
やの

やのの感想・評価

4.0
ギルゴア中佐のイカれっぷりだけで見る価値ありますね。いやいや、今サーフィンどうでもええやろ、、と言いたくなる。
ただベトナム戦争の様子がほんまにリアルで、実際こんな感じでどんどん狂っていく人おったんやろなと思いました。

あと町山さんがキングコング髑髏島の巨神が「地獄の黙示録」と「キングコング」の合体と言ってたけど、なるほどでしたね。
キルゴア中尉だけで5兆点。そこからはひたすらつまらない
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