地獄の黙示録のnaruyaのレビュー・感想・評価

これはベトナム戦争映画というフォーマットを下敷きにした、アメリカ人の心の暗部を表現した映画だと感じた。
色々なところでも指摘されていると思うが、ジャングルの奥深く入っていく一行は、そのまま精神の暗部に入っていくメタファーとなっている。
全く別のフォーマットだが、少年映画として知られるスタンドバイミーにも似ている。
とうとうジャングルの奥地で遭遇するカーツとは、狂人、怪物、闇そのもの。
そな闇そのものと出会ったウィラード。映画自体に狂気を感じる作品。