下妻物語のしんぶんしのレビュー・感想・評価

最高の映画である。この映画で重要なのは、個性的に胸を張って生きる、ではなく、自分らしく胸を張って生きるということである。自分らしく生きるということに、個性という客観的価値観など、まったくの無様だ。いや無用だ。つまりこの映画はおれやあなたのような、没個性的な、どこにでもいる、どこにでもいるわけのない人間のための映画である。
個性なんてくそくらえなんだよ！(ツバを吐きながら)