K

殺し屋1のKのレビュー・感想・評価

殺し屋1(2001年製作の映画)
5.0
浅野忠信演じる究極のマゾヒストと、大森南朋演じる究極のサディスト。狂った男たちの究極の生き様!

バイオレンス映画初の性描写ではなく暴力行為に対してR18指定がかかったほどの
暴力、脅迫、拷問、強姦、異常性愛、殺人と腐った害悪の掃き溜め。

SとMどちらも兼ね備えた浅野忠信の冷たい眼と裂けた口でヘラヘラ笑う姿がもう、凄くね…。たまらなく、惹かれる。
今まで観てきた彼の演技でぶっちぎり1位に刺さったもん。

最弱最狂の異常性愛者であって暴力中毒者である大森南朋の、不安定で絶対的な信念のある殺し方もアンバランスに映えてとても良い。

キャラクターも魅力あるし、ストーリーも惹き込まれるし、痛々しい描写もどれも良かった。個人的に舌を詰めるシーンがお気に入り。浅野さん好きとしてはこんな素敵なシーンを観られただけで文句言わずの満点評価。

【以後 原作ラストネタバレ】
ちなみに原作の方はイチの蹴り上げで垣原の勃起したナニが真っ二つに裂かれ、流石の垣原も恐怖を覚え逃げるも追いやられ隣のビルへ跳ぼうとするが一件あって映画同様と落下死するみたいですね。

いい意味であの垣原が何とも呆気ない最期。無様で最高。
K