ブルース・ウィリスが破格の低ギャラで出演したことでも知られるポール・ニューマン主演、ロバート・ベントン監督のヒューマンコメディドラマ。
雇い主とは折り合いが悪く、息子一家とは疎遠となった60歳の頑固な男が同じ町に暮らす人々との関わりの中で大切なものを取り戻していく物語です。
劇的な展開は起きないながらも、ほっこりとするエピソードの積み重ねが温かい気持ちにさせてくれます。
逆に言えばそれ以外に見所は無く、童話のように全て丸く収まっていく終盤は少し白々しかったです。
本作が遺作となったジェシカ・タンディは味のある役どころで、もし彼女視点で語られていたら、主人公にとって都合の良すぎる展開への違和感が多少軽減したかもしれません。
