相模ねこ

世界侵略:ロサンゼルス決戦の相模ねこのレビュー・感想・評価

2.0
【地球のみんなのヒーロー・アメリカの映画】
対宇宙人というSFながら、戦闘シーンはプライベートライアンのようなリアルな死に方、かつ敢えての手ブレしまくるカメラワークで丁寧な作り。また、回想シーンなど一切なく、ひたすらに主人公の目線で一つの時間軸で進むのも緊迫感が途切れなくて良い。
逆に言えば、ひたすら戦うシーンの連続で自分が戦っているかのような没入感になり疲れる。

また逃げ遅れた民間人として、子供のいないいわゆる“おひとりさま”の白人女性、インド系の親子。そして女性・黒人・アジア系の揃った隊員構成と如実に多様性を押し出している作品。

全面に打ち出された国力、兵力、多様性の社会。
しかし他国では1ミリも有り得ないその設定も、やはりアメリカだと「盛りすぎかな」ぐらいのレベルで納得してしまうのが正直な気持ち。やはりアメリカは地球のヒーロー??
相模ねこ

相模ねこ