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キートンの結婚狂のeigajikouのレビュー・感想・評価

キートンの結婚狂(1929年製作の映画)
4.5
柳下美恵のピアノdeシネマ2018
5月4日夜の部で柳下さんの軽快な即興演奏で鑑賞。
白塗りメイクをしていないキートンの表情が魅力的。

Spite Marriage
製作:バスター・キートン、エドワード・セジウィック
監督:エドワード・セジウィック、バスター・キートン(ノン・クレジット)
原作:リュー・リプトン、改作:アーネスト・パガーノ、脚本:リチャード・スカイヤー
撮影:レジー・ラニング、美術:セドリック・ギボンズ、メイク:モンテ・ウェストモア
M.G.M.=エドワード・セジウィック・プロダクション作品
日本語字幕:石野たき子
出演:バスター・キートン(クリーニング店の従業員エルマー)、ドロシー・セバスチャン(エルマーの好きな女優トリルビー)、エドワード・アール(男優ライオネル・ベンモア)、リリア・ハイムズ(女優仲間)、ウィリアム・ベッチェル(男優仲間)、ハンク・マン(舞台監督)

キートン自らのプロダクションを離れ、M.G.M専属のスターとなって作られた、最後のサイレント作品。狂信的なキートン研究者からは愚作とされるも、特級の完成度を誇る傑作長編!のちの『硫黄島の砂』のカメラマン、『オズの魔法使』の美術、『風と共に去りぬ』のメイクなど、M.G.M.が誇る優秀なスタッフたちがキートン流のギャグを支えている!
※『オズの魔法使』に「使い」の送り仮名がないのは、公開当時の正式な表記です。

柳下美恵のピアノdeシネマ2018
5月4日昼の部
「マック・セネット特集」
マック・セネットと喜劇の黄金時代
解説 喜劇映画研究会代表新野敏也さん

上映された作品の登録がないのでここに置いておきます。

『デブの料理番』Waiters’ Ball 1916年 [アメリカ映画/DVD/14分]
製作:マック・セネット、監督・脚本:ロスコー・アーバックル
助監督:フェリス・ハートマン、撮影:エルジン・レスリー
トライアングル・キーストン作品(S・A・リンチ・エンタープライゼス版)
日本語字幕:石野たき子
出演:ロスコー・アーバックル(デブのコック)、アル・セント・ジョン(痩せの給仕)、コリンヌ・パルケ(レジ嬢)、ケイト・プライス(皿洗いのオバサン)、アレス・レイク、ジョージ・マーシャル

大正期に全世界を魅了した伝説の喜劇王『デブ君』ことロスコー・アーバックルの珠玉の短編。驚愕のパントマイムが百年以上の時を経て蘇る!軽妙洒脱な肥大漢の妙技をとくとご覧下さい!

『ハイ、笑って』Smile Please 1924年 [アメリカ映画/DVD/19分]
製作:マック・セネット、監督:ロイ・デル・ルース
監修:F・リチョード・ジョーンズ、脚本(題字):ジョン・A・ウォードロン
撮影:ジョージ・スペア、特殊効果:アーニー・クロケット
マック・セネット・コメディズ=パテ・エクスチェンジ作品
日本語字幕:石野たき子
出演:ハリー・ラングドン(写真師 兼 保安官)、アルベルタ・ヴォーン(カノジョ)、ジャック・クーパー(恋敵)、マデリン・ハーロック、ルイズ・カーヴァー、ビリー・アームストロング、ジャッキー・ルーカス、カメオ(犬)

近年になって映画研究者からチャップリン、キートン、ロイドと並び第4の喜劇王と称賛されるハリー・ラングドンの出世作!悪夢の中を無邪気に漂うような、フシギなコメディアン=ハリーの魅力を存分にお楽しみ下さい!

『ワンダリング・ウィリーズ』Wandering Willies 1926年[アメリカ映画/DVD/18分]
製作:マック・セネット、監督:デル・ロード、撮影:ハップ・デピュー、
監修:J・A・ウォードロン、脚本:ガス・メインズ、アル・ギーブラー、
特殊効果:アーニー・クロケット
マック・セネット・コメディズ=パテ・エクスチェンジ作品
日本語字幕:石野たき子
出演:ビリー・ビーバン(浮浪者パーシー)、アンディ・クライド(脱獄犯ダスティ)、ルース・ハイアット(女給)、キューピー・モーガン(レストランのオーナー)

これぞスラップスティック・コメディの聖典!喜劇の帝王マック・セネットが放った驚天動地の騒乱劇!「バックス・バニー」「トムとジェリー」等、ギャグ・アニメのルーツとなる本作…生身の人間が演じているとは!王道ナンセンスを堪能して下さい!
http://eigato.com/?p=30295
↑「映画と。」のこのページで柳下美恵さんと新野敏也さんのトークの内容が読めます。

上記の情報はアップリンク渋谷
「柳下美恵のピアノdeシネマ2018 5th Anniversary 」より
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